『経費の予算化』
どうも、玉木龍です(^^)/
今回は『経費の予算化』について記事にしていきます!
前回【アパートを建築する上で考えること】として3つ大事なことをお伝えしました。
『相見積もり』
『長期的視点』
『経費の予算化』
その内の1つ『経費の予算化』について深堀していきたいと思います。
前回お伝えした通り、アパート経営する上で掛かる費用は下記の通りになります。
《原状回復費用》
《大規模修繕費用》
《その他修繕費用》
一つひとつどのくらい掛かってくるのかお伝えしていきます(^^)
《原状回復費用》
入居者が入れ替わった際に掛かる費用です。
修繕項目のほとんどは下記の通りです。
・クロス
・クッションフロア
・パッキン
・電球
大まかな4つに分類しましたが、
費用的にはクロスが8~9割を占めます。
パッキンや電球は数百円で買えるものです。費用は掛かりません。
しかしクロスは㎡あたり1,000円~1,500円ほど掛かってしまいます。
原状回復費用の予算化は非常に難しいです。
なぜならば、
「いつ入居者が入れ替わるかわからない」
「部屋に入ってみないと汚れや損傷具合がわからない」
からです。
いざ退去立ち合いで部屋を見てみたらタバコのヤニ汚れがひどく、
クロスの全面張替が必要だった、なんてことも良くあります。
そこで1つの指標をお伝えさせて頂きます。
延べ㎡数×40円×12ヶ月=年間で掛かる原状回復費用
※仮に延べ㎡数が500㎡だとしたら、500㎡×40円×12ヶ月=240,000円となります。
年間240,000円の原状回復費用が掛かると想定して
毎月20,000円をその費用のために貯蓄するようにして下さい。
《大規模修繕費用》
外壁や屋根の塗装、防水工事などが該当します。
古い建材ですと、建ててから10年後と20年後に大規模修繕。
つまり、30年間アパート経営を続けると考えると
2回大規模修繕を行う必要がありました。
しかし今の建材はモノが良いです。
建ててから15年後を目途に1回大規模修繕を行うというのが主流です。
大規模修繕費用についても1つ指標をお伝えさせて頂きます。
家賃収入×5%×180ヶ月=大規模修繕費用
※仮に毎月500,000円の家賃収入があるならば、
500,000円×5%×180ヶ月=4,500,000円となります。
建ててから15年後に4,500,000円の大規模修繕費用が掛かると想定して毎月25,000円をその費用のために貯蓄するようにして下さい。
※建物のタイプによって掛かる費用にバラつきが出ます。
特に複数に棟が分かれているタイプですと、足場代が高くなる傾向があります。
《その他修繕費用》
上記の2つに該当しない項目です。
もっとも予算化が難しい項目でもあります。
具体的には、
・給湯器
・エアコン
・インターフォン
などが挙げられます。
その他修繕費用についても1つ指標をお伝えさせて頂きます。
部屋数×1,500円×12ヶ月=年間で掛かるその他修繕費用
建ててから10年間ほどはほとんど掛かってこない項目です。
しかしそれ以降に掛かる可能性が非常に高くなってきます。
当初から計画的に貯蓄することをお勧めします。
今日はここまでです!!