『長期的視点』
どうも、玉木龍です!
今回は『長期的視点』について記事にしていきます!
前回【アパートを建築する上で考えること】として3つ大事なことをお伝えしました。
『相見積もり』
『長期的視点』
『経費の予算化』
その内の1つ『長期的視点』について深堀していきたいと思います。
一度でもアパートメーカーから提案営業を受けた方はわかるかもしれません。
「毎月手元に○○万円残ります」
「利回り10%を超える事業性です」
などと言ったセリフを営業マンから聞いたことはないでしょうか?
これらは良く聞く「売り文句」です。笑
「毎月これだけお金が入ってくる」
というマインドにすることで請負契約を促すわけです。
しかし良く考えてから決断してください。
その数字は普遍的なものでしょうか?
まずは収入から考えてみましょう。
アパート経営の収入は家賃収入です。
新築当初60,000円で貸せたお部屋が10年後も同じ家賃で貸せるでしょうか?
当然ですがそううまくはいかず、2,000円~4,000円下落するのが通常です。
つまり「毎月手元に○○万円残ります」という営業マンの言葉は
あくまでも時限的なものだということです。
支出で考えてみても同じことが言えます。
アパート経営の支出は銀行への借入金の返済や修繕費用になります。
借入金の返済は固定金利ですと一定となります。
一方の修繕費は築年数が経てばたつほど増えていきます。
形のあるあらゆるものは経年劣化していきます。当然のことです。
同様に「毎月手元に○○万円残ります」
という営業マンの言葉はあくまでも時限的なものだということがわかりますね。
アパート建築の提案を受けた際には
必ず30年以上の計画でシミュレーションを作ってもらうことにしましょう!
見るべきポイントは10年目以降です。
・家賃の下落が盛り込まれていますか?
・修繕費用の増加が盛り込まれていますか?
※大規模修繕費用(屋根や外壁の塗装)が抜けているケースもあるので要注意です!
もし盛り込まれていないのであれば、
現実味のあるシミュレーションを作るよう営業マンにお願いしましょう。
断られることなんてありません。
もし断られるようなことがあれば、
その会社で建築するのは絶対に止めておいたほうが良いです。
長期的なシミュレーションを作るノウハウも無い会社だということです。
そんな会社にあなたの人生の一部を預けてはいけません。
アパートオーナーからこんな話を良く聞きます。
「営業マンが暑い日も頑張って足を運んでくれる」
「年も孫と同じくらいでかわいかった......」
気持ちはわかります。
しかし、一度自分にブレーキをかけて考える時間を作るのも大切。
ご高齢の方々はネットサーフィンなんかしませんよね。
もしこの記事を読んでいて、親がアパートを建てようと考えているならば
あなたがブレーキをかけてみてはいかがでしょうか?
今日はここまでです!