ryu tamakiのブログ

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『香港のデモについて』

 

どうも、玉木龍です!

 

 

今回は珍しく時事ネタ。

『香港のデモ』について記事にしていきます!

 

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私は2016年と2018年に香港旅行に行ってきましたが

当時デモは行われておりませんでした。

 

至って平和で身の危険を感じる出来事は何ひとつありませんでした。

行っておいて良かったと正直思ってしまいます。

 

 

さて、日々のニュースで香港情勢について語られています。

ゴム弾などに留まらず先日実弾の発砲もありました。

逮捕者も数十人以上にものぼり、12歳ほどの若者も逮捕されております。

多くのけが人が出ておりますが死者も出ているほどです。

 

 

香港では一体何が起こっているのでしょうか?

 

 

事の発端は『逃亡犯条例』の改正案に反対する活動によるものです。

この『逃亡犯条例』とは、香港外の国で罪を犯した容疑者が香港内に逃げてきた際、

協定を結んだ国から要請があればその容疑者を引き渡しします、という条例です。

 

その条例の改正案というのが、容疑者の引き渡しの手続きなどを

『簡素化』するというものです。

 

引き渡し協定の無い国の容疑者が香港に来た場合、

容疑者の引き渡しができません。

当然、自国(香港)の司法制度で裁くことができません。

つまり、犯罪者の隠れ蓑(かくれみの)になってしまうことが考えられます。

 

 

『逃亡犯条例』改正は香港の治安維持に必要というわけですね。

ではなぜ『逃亡犯条例』改正が反対されるのでしょうか?

 

 

答えは中国にあります。

 

 

中国の司法制度では不当な拘束や拷問があります。

簡単に言うと、香港や日本の司法制度に則り人を捕まえるには

多くの手間が掛かりますし、容疑者に対して最低限の人権は守られます。

しかし、中国の司法制度では簡単に人を捕まえることができてしまうのです。

 

結果、香港在住の人が中国の司法制度で裁かれることになり

人権侵害などの影響もあるわけです。

 

 

「香港は中国の一部だから当然でしょ?」

そう思われますよね。

 

 

しかし、現地人(香港人)は自分のことを中国人だと認識していません。

「自分は中国人ではなく香港人だ」と認識している人の割合は80%を超えています。

実際に香港は『中国の一部』としてではなく『特別行政区』という位置づけです。

 

香港はイギリス領土でしたが1997年に中国に返還されました。

香港の植民地歴は非常に長く100年を超えます。

長きに渡り香港は独自の文化形成、経済発展をしてきたわけですね。

その特異性が国民(香港人)の根本の考え方に

影響を与えていることは間違いありません。

 

香港は独自の『国家』として確立されており経済力もあります。

今後、香港が『香港として』さらに発展を続けていけると良いのですが……。

 

 

香港は食べ物も美味しく、夜景も素晴らしいところです。

私はまた2度3度と訪れたいと思っています。

安全に旅行できる日が来ることを切に願っています。

 

 

今日はここまでです!!