ryu tamakiのブログ

ひとりでも多くの人に有益な情報をお伝えしたい!!

『借上げ賃料70%??』

どうも、玉木龍です!!


本日は仕事について記事にしていきますね^^

私は不動産PM業をしており、
不動産を所有されているオーナー様から
さまざまな相談を受けます。


・不動産を売却したい、購入したい
・入居率を改善したい
・インターネット設備の導入を検討している
・入居者についてのご相談


内容は多岐に渡り、PMとしての腕が試されます。


あるオーナー様から相談したいことがあると電話が入りました。


言って話を聞いたところ、「新たにアパートを建てたいが、
既存アパートの収支状況が悪く、銀行から融資を断られた」
との内容でした。


まず、既存アパートの情報を収集しました。


全国規模で借上げ事業を展開している業者が借上げしており
借上げ賃料はなんと『70%』とのこと!!


改善までの道のりはすんなり見つかりました。


当該アパートの賃料は60,000円で8世帯あります。

60,000円×8世帯=480,000円

この480,000円の70%の336,000円がオーナー様に入る金額です。

この料率を90%に改善できれば、

480,000円×90%=432,000円がオーナー様に入ることになり、
月額96,000円、年額1,152,000円の改善になります。


しかし、その借上げ業者も馬鹿ではありません。
途中解約金として900,000円が必要だと主張してきました。


それでも、年間1,152,000円の改善に繋がる訳ですから、
10か月もしないで元が取れることになります(^^)

私は迷わず解約を勧め、別の借上げ業者を紹介しました。

既存アパートの収支が大幅に改善されたため、
銀行の融資条件を無事クリア。
新たにアパートを建てる事も可能となったのです。


そのオーナー様は元々農家の方です。


先祖代々受け継いできた土地を有効利用していますが、
アパート事業はほぼ素人。
そこにアパート建築会社や借上げ業者が付け入ります。


・農家より儲かりますよ
・税金が安くなりますよ
・毎月いくら手元に残りますよ
・次の世代に財産を残しましょうよ


アパートを建てるメリットは確かにあります。
しかし、当然ですがデメリットもあります。


アパート建築会社はメリット・デメリットの双方を
説明する義務があると私は考えています。


また、オーナー様にも責任はあります。
先ほどの例でいうと「借上げ賃料70%は妥当なのか?」
という疑問を持ち、それを誰かに相談するべきだったのです。


その相談するべき人というのが『PM』と呼ばれている人たちです。


引き続き『PMのプロフェッショナル』を目指して頑張っていきます!!